2021年5月の記事一覧

全社員でつくる中計合宿⑤「合宿から生みだされたエネルギー」

全社員でつくる中計合宿⑤「合宿から生みだされたエネルギー」

何かを始める前・始めた後には、必ず自分自身の中では何か内面の変化が起こっている。今回全社員での合宿を通して、合宿をやる前(ビフォー)とやった後(アフター)は、霧でぼやけていた視界が鮮明になったような、真っ暗の洞窟を歩いていたら突然奥側から光が照らしてきたように点と点が繋がっていくような、そんなスッキリした気持ちになれた私からこの記事を読んでいる人たちへ何かを届けられたと思います。
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【ニュースコラム】反面教師、尾見会長に見るリーダーの在り方

【ニュースコラム】反面教師、尾見会長に見るリーダーの在り方

若者に声が伝わらない?_お笑い芸人りんたろーとの対談NHKの9時のニュースをまた見た。1回でダメだと諦めてはいけないのかもしれない・・・、期待も込めてもう一回、見てみよう。いいところだってあるかもしれない。その日、メインでやっていたのがコロナ禍対策委員会の尾身会長とお笑いコンビEXITりんたろ...
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日本人の心に居座る “ありのまま” 信仰

日本人の心に居座る “ありのまま” 信仰

日本人にとって「自然」はネイチャーではなく「自ずから然り」「自然」ということば。私たち現代の日本人はこれを「しぜん」と読む。しかし、明治以前、このことばは「ジネン」と読まれていたそうだ。すなわち、「おのずからしかり」=ありのまま、である。「しぜん」とはネイチャーの訳語だから、指し示すものは「山...
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【ニュースコラム】 NHK夜9時のニュースを見て考えたこと

【ニュースコラム】 NHK夜9時のニュースを見て考えたこと

NHKニュースを見たラグビー・ワールドカップ以来、テレビを見ていなかった。でも、たまには世の中をチェックしないとまずいかもしれない。そう思ってNHKの夜9時のニュースを最後まで我慢して見ることにした。でも、やっぱりイライラして苦しい。1分ごとに突っ込みどころが出てくる。このアナウンサーは本当に...
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【ニュースコラム】アップルの決断から考えたこと

【ニュースコラム】アップルの決断から考えたこと

ヨーロッパ型 vs アメリカ型_今ある議論アップルのCEOティム・クックがiPhoneの次の機種において、トラッキングの可否をユーザーの選択性にすると発表したそうだ。世界で大きなニュースになっている。トラッキングとはユーザーの行動履歴を追跡することである。つまり、トラッキングをユーザーの選択制...
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「作為」を持つ技術_科学的思考⓫

「作為」を持つ技術_科学的思考⓫

日本人には「作為の契機」が不在であるなぜ世界の中で、日本だけがコロナ対策がうまくできないのか。ワクチンひとつ計画的に打てないのか。少子化対策に無策を決め込むのか。景気が30年以上、上向かないのに国民は黙っているのか。なぜ、夫婦の仲が悪いのか。なぜ、家庭はつまらないのか。なぜ、理由なき殺人が起こ...
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商品を「知る」には、自らが「仮説を持つ」しか方法がない

商品を「知る」には、自らが「仮説を持つ」しか方法がない

「商品」を知るとは、その商品の「仮説を持つ」ということその商品をいくら使ってみても、類似商品が販売されている店舗を何度見に行っても、その商品の生産現場である工場を何度訪れてみても、原材料やスペックをいくら頭に叩き込んでみても、実績数字や原価構造・利益率を知っていても、残念ながら、その商品を「知...
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「笑い」の分析_自虐 vs 他者性

「笑い」の分析_自虐 vs 他者性

「笑い」の種類世間の内側にいる日本人は、自分自身を貶めることで笑いを取ろうとする傾向が強い。自分自身を蔑むことで皆に安心感を与え、自分の居場所を得ようとする傾向が根強い。目的は座席の確保。笑いの動機が浅ましい。「自虐ネタ系(自虐系)」と呼ぼうか。 一方、国際標準のユーモアは、近代社会の「鉄の檻...
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ウルマンの『青春』は心の技術を語っている

ウルマンの『青春』は心の技術を語っている

サミュエル・ウルマン『青春』に文句を言いたいと思ったけれど・・・松下幸之助はじめ、様々な経営者が額に入れて社長室に飾っていたということでも有名なサミュエル・ウルマンの詩『青春』。私も100%同意だし、その通りでしかないとも思ってきた。しかし、今回の合宿で学んだ衝撃はそんな生易しいものではない。...
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「中期経営計画」と「日常」をつなぐ技術

「中期経営計画」と「日常」をつなぐ技術

それは端的に「仮説」をつくること「中期経営計画」と「日常」は、どうやってつなぐことが可能なのか?「中計合宿」最後の課題であった。3・6・9年という時間軸の中で戦略的に数字を置いてきたのではあったが、果たしてそれがどうやって日々の目の前の仕事に繋がってくるのか?それが大問題であった。計画表をいく...
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全社員でつくる中計合宿④「自分も組織の一員であることを強く感じた中計合宿」

全社員でつくる中計合宿④「自分も組織の一員であることを強く感じた中計合宿」

過去にも何度か開催された合宿。でも、こんなにも長期戦の合宿は初めてのこと。
何週にもわたる合宿は集中力の持続が必要です。集中力を保つためには緊張感もなくてはならない。そして、ひとつひとつの問いに対して、普段よりも脳をフル回転させて挑み、わかった!を重ねていく1ヶ月はあっという間に過ぎていきました。
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全社員でつくる中計合宿③「未来を迎えに。~10年先の組織と仲間~」

全社員でつくる中計合宿③「未来を迎えに。~10年先の組織と仲間~」

「急がば回れ」ということばがあります。プレコチリコという日本でもまったく新しい取り組みにとって、全社の業務をストップして臨んだ今回の合宿は回り道。しかしその回り道には確かな手ごたえがありました。
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全社員でつくる中計合宿_採用コラム「中期経営計画から始まる新たな採用計画」

全社員でつくる中計合宿_採用コラム「中期経営計画から始まる新たな採用計画」

今年1月から始まった中期経営計画プロジェクト、略して中計プロジェクト。4月から全社員での合宿(勉強会)という形で中計の浸透、仕上げへと向かっています。全社員が参加してつくりあげるというのは会社としても初めての試み。このプロジェクトに参加して、改めて「会社」という存在の面白さと、その分かりづらさを感じています。
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全社員でつくる中計合宿②「入社1ヶ月を経て」

全社員でつくる中計合宿②「入社1ヶ月を経て」

「今日から社会人になる」という覚悟と不安を抱いて迎えた入社初日は今や遠い昔のように感じます。それ程にここまでの1ヶ月は濃密で、私の人生においてもかけがえのない時間でした。
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「新しい有効な仮説を生み出すこと」、ただ、それのみ。

「新しい有効な仮説を生み出すこと」、ただ、それのみ。

中計合宿クライマックスこれは私が言ったことではない。すべて、社員のみんなが言ってくれたこと。私はただただ感動しながら聞いていた。昨夜の中計合宿の夜の振り返りの時間でのことである。実に4時間、ひとりひとりが自分のことばで今の心境を語ってくれた。素晴らしかった。 ほんとうにたくさんあるのだが、今回...
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「勉強は自分のためにするもの」という罪深い勘違い

「勉強は自分のためにするもの」という罪深い勘違い

近代では「勉強は自分の将来を豊かにするためにする」のではない今の日本社会において、これほどの「罪深い意識」は他にないのではないか。それが「勉強は自分の将来を豊かにするためにするのだ!」という意識である。世界でも珍しい。日本固有の現象である。近代社会において「勉強」とは社会のためにするものである...
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「科学」と「実存」_科学的思考❿

「科学」と「実存」_科学的思考❿

社会主義革命では人間の解放はなされなかった近代社会とは「鉄の檻」であるとは、マックスウェーバーがその主著『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』で論証したことである。1920年のそのモデルは今も有効である。要は、私たち近代人は、「資本の論理(=資本の増殖運動)」に経営者も従業員も従わざる...
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論理や数字を使うこと、それは「砂に線を引く」行為_科学的思考❾

論理や数字を使うこと、それは「砂に線を引く」行為_科学的思考❾

分析(科学的思考)とは「砂に線を引く」行為砂に線を引くとどうなるか。時間と共に、その線は消えてなくなってしまうだろう。風が吹けば儚さに拍車がかかる。線は一時的、刹那に浮かぶ輪郭である。科学的にものごとを考えていくというのは、砂に線を書いて仕分けていくようなものである。科学的思考とは、あくまで便...
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世間の意見をいいとこ取りする「立派な」人々_科学的思考❽

世間の意見をいいとこ取りする「立派な」人々_科学的思考❽

日本人の心に巣食う科学的思考を阻害する典型的な在り方この人は、界隈では「立派な」人として通っている紳士であった。有名な大学を出て、新卒で大企業に入社し身なりも「ちゃんと」しており、日本社会の座席的には上層階に位置する人である。喋り方にも落ち着きがあり、いわゆる信頼されている人であった。私の古い...
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ファシリテーション・モデル

ファシリテーション・モデル

マネジメント・スタイルをモデル化する合宿前にひとつ、私が勘違いしていたのは、「俯瞰する視座を理解させること」と、「それを実行させること」とは全く違う、という点であったのだと思う。現場を育てたい一心で(これがダメなんだと思う)、かなり困難な課題を課していたのだろう。どこで線引きするべきかを間違っ...
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【ニュースコラム】日本のコロナ禍対策を考える

【ニュースコラム】日本のコロナ禍対策を考える

現場は悪くない?難しいことは承知している。世界中が混乱の中にあったのである。特に昨年の春頃は、情報も少なく判断に迷ったであろうことは想像に難くない。医療従事者の方々も現場で懸命に努力されていることであろう。本当に頭が下がる。それらを否定するつもりはない。しかし、である。やはり日本のコロナ対策・...
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時代を捉え返す力をこそ_科学的思考❼(合宿報告⑥)

時代を捉え返す力をこそ_科学的思考❼(合宿報告⑥)

カイシャはもはや共同体にはなりえない、と言うけれど・・・年功序列・終身雇用が崩壊していく中で、カイシャはかつての共同体的雰囲気を喪失していった、とはよく言われる言説である。「ブラック企業」や「正規・非正規」批判もすでに耳にタコである。日本はOECD先進国クラブですでに経済指標では下から2番目、...
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合宿報告➄_学者であり・政治家であり・しかも教師でもあり

合宿報告➄_学者であり・政治家であり・しかも教師でもあり

中計合宿を通して感じたこと学者のように事の始まりを突き詰めてモデルを抽出するような仕事のやり方が必要であることは、身に染みて理解していた。ここまでの20年間、それだけで、それのみの技能で仕事を前に進めてきた気もする。 政治家のように、言い出しっぺとして絵を描いたその結果、どんなことになろうとも...
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科学的思考❻_大前研一『企業参謀』読解!

科学的思考❻_大前研一『企業参謀』読解!

28歳、新人企画職として初めて触れた「科学的思考」『企業参謀』は、世界の代表的な経営コンサルティング会社マッキンゼー日本法人の実質的な創業者であり、現在、ビジネス・ブレークスルーというオンライン大学・大学院を経営している大前研一さん30歳の時の著作である。初版は確か1970年頃だったか。日本が...
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