2021年5月の記事一覧

「科学」と「実存」_❿

「科学」と「実存」_❿

社会主義革命では人間の解放はなされなかった近代社会とは「鉄の檻」であるとは、マックスウェーバーがその主著『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』で論証したことである。1920年のそのモデルは今も有効である。要は、私たち近代人は、「資本の論理(=資本の増殖運動)」に経営者も従業員も従わざる...
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論理や数字を使うこと、それは「砂に線を引く」行為_❾

論理や数字を使うこと、それは「砂に線を引く」行為_❾

分析(科学的思考)とは「砂に線を引く」行為砂に線を引くとどうなるか。時間と共に、その線は消えてなくなってしまうだろう。風が吹けば儚さに拍車がかかる。線は一時的、刹那に浮かぶ輪郭である。科学的にものごとを考えていくというのは、砂に線を書いて仕分けていくようなものである。科学的思考とは、あくまで便...
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世間の意見をいいとこ取りする「立派な」人々_❽

世間の意見をいいとこ取りする「立派な」人々_❽

日本人の心に巣食う科学的思考を阻害する典型的な在り方この人は、界隈では「立派な」人として通っている紳士であった。有名な大学を出て、新卒で大企業に入社し身なりも「ちゃんと」しており、日本社会の座席的には上層階に位置する人である。喋り方にも落ち着きがあり、いわゆる信頼されている人であった。私の古い...
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ファシリテーション・モデル

ファシリテーション・モデル

マネジメント・スタイルをモデル化する合宿前にひとつ、私が勘違いしていたのは、「俯瞰する視座を理解させること」と、「それを実行させること」とは全く違う、という点であったのだと思う。現場を育てたい一心で(これがダメなんだと思う)、かなり困難な課題を課していたのだろう。どこで線引きするべきかを間違っ...
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【ニュースコラム】日本のコロナ禍対策を考える

【ニュースコラム】日本のコロナ禍対策を考える

現場は悪くない?難しいことは承知している。世界中が混乱の中にあったのである。特に昨年の春頃は、情報も少なく判断に迷ったであろうことは想像に難くない。医療従事者の方々も現場で懸命に努力されていることであろう。本当に頭が下がる。それらを否定するつもりはない。しかし、である。やはり日本のコロナ対策・...
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時代を捉え返す力をこそ_科学的思考❼(合宿報告⑥)

時代を捉え返す力をこそ_科学的思考❼(合宿報告⑥)

カイシャはもはや共同体にはなりえない、と言うけれど・・・年功序列・終身雇用が崩壊していく中で、カイシャはかつての共同体的雰囲気を喪失していった、とはよく言われる言説である。「ブラック企業」や「正規・非正規」批判もすでに耳にタコである。日本はOECD先進国クラブですでに経済指標では下から2番目、...
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合宿報告➄_学者であり・政治家であり・しかも教師でもあり

合宿報告➄_学者であり・政治家であり・しかも教師でもあり

中計合宿を通して感じたこと学者のように事の始まりを突き詰めてモデルを抽出するような仕事のやり方が必要であることは、身に染みて理解していた。ここまでの20年間、それだけで、それのみの技能で仕事を前に進めてきた気もする。 政治家のように、言い出しっぺとして絵を描いたその結果、どんなことになろうとも...
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科学的思考❻_大前研一『企業参謀』読解!

科学的思考❻_大前研一『企業参謀』読解!

28歳、新人企画職として初めて触れた「科学的思考」『企業参謀』は、世界の代表的な経営コンサルティング会社マッキンゼー日本法人の実質的な創業者であり、現在、ビジネス・ブレークスルーというオンライン大学・大学院を経営している大前研一さん30歳の時の著作である。初版は確か1970年頃だったか。日本が...
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