商品部

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イノベーションとは、自分を刷新する “ことば” を開発することから

ことの始まりは、やはり“ことば”。商品企画の構想は、お客様の暮らしを妄想・空想するところから始まります。まずは、今のお客様の暮らしを、「データ」から想像します。そうして、一番初めに、完成形、つまり、使っていただいている姿をイメージし尽くしてしまいます。ここで、見えてこなければ、企画はすでに失敗です。私たちはこれを「仮説の物語り」と呼んでいます。この「仮説の物語り」を、まずは徹底的に磨きます。
とはいえ、もちろん物理的な形状は存在します。なので、並行して、海外工場と品質基準や原材料の価格交渉などを開始します。この段階では、かなりの経験が必要とされます。具体的な生産方法や原材料の調達地域、その組み合わせなど、専門的な知識は多岐に渡ります。しかし、それらを一つの価値連鎖(バリューチェーン)に仕上げていくのも、最初に磨き上げた「仮説の物語り」なのです。物語と現実を、すり合わせ、仮説の本質を見失わないように、慎重に微修正していくのです。
そうして、いよいよ市場へ投入です。成功か、失敗かは、何で測るのでしょう?売上?利益?もちろんそれもありますが、私たちが重視しているのはイノベーション。小さくてもいいから、そこにイノベーションはあるのか?という視点です。イノベーションとは、つまるところ、認識の変化。“ことば”による物語りの刷新です。私たち自身の認識の変化を通じて、市場、すなわちお客様に驚きを提供できたか?という視点です。「あっ、そういうのいいよね。いままでなかなか見たことなかった気がするけど、そういうの待ってたのよ。なかなかいいわね。」と、お客様に感じてもらえれば成功です。そうでなければ、いくら売れたとしても、安いからとか、他にないから、とかの理由だけが浮上してしまいます。それでも売上は上がりますが、それは、私たちが求めている事業ではない。私たちは、商品を通じてお客様に“ことば”を届けること、それが使命です。だから、どこまでも、イノベーションを求める。それが商品部の仕事です。