2022年度 新卒内定者“妄想”談議_part1

2022年度 新卒内定者“妄想”談議_part1

 

2022年4月、新たにプレコチリコに4人のメンバーが加わります。今回はその4人で「妄想」をテーマに座談会を開催しました。お互いの就職活動中のことや、あと1ヶ月に迫った新生活の妄想を共有しつつ、心ゆくままに話してみました。(文:内定者 貝谷)

 


(写真)
K:左上  Y:右上
R:左下  M:右下

−妄想を叶えることで世界は広がる

M:そもそも妄想ってなんだと思う?

K:『商品はことば』()に「世界は私たちの妄想がつくる」と書いてあるね。

R:普段、妄想するときって叶えられるかどうか考えていないかも。

K:でも、プレコチリコのサイトの「妄想」は現実にすることが前提にあるよね。

Y:「妄想」は叶えるものとして書かれているね。それに、このサイトを読むとわざと「理想」ではなく「妄想」という言葉を使っているように感じる。その「理想」と「妄想」の違いってなんだと思う?

M:点か線かだと思う。「車が空を飛ぶ」は理想の話。妄想は「沖縄に直線距離で行ける」とか「自動運転になっている」とか叶うまでの過程や周りの状況まで含まれている気がする。

R:プレコチリコの読み物は、記事を書こうと思った動機やどんな悩みに向き合うかが常に考えられている。そういう過程を大事にしている会社だから、「妄想」が過程を含んでいるっていうのはすごくしっくりきた。

M:それに「理想」は抽象的なことを指すけれど、「妄想」はいつ何をするかっていう具体的なところまで含んでいると思う。「妄想が膨らむ」みたいに具体的なイメージが立ち上がっているときに使う言葉なんじゃないかな。

R:確かに具体的にイメージするのは「妄想」だよね。

Y:「理想と現実のギャップ」ってよく言うけれど「妄想と現実のギャップ」って言わないよね。「理想」が抽象で「妄想」が具体だとすると、人は現実を抽象的に捉えがちなのかもしれない。プレコチリコの選考では、物事を論理的に捉えて抽象を具体化する動きを感じた。「妄想」という言葉を使っているのは、抽象的な「理想」を具体化するための働きかけと解釈することもできるね。

 

−世界を広げるヒントは「現実」にあった

M:じゃあ、就職活動を始める前にしていた「妄想」ってどんなもの?

R:「とにかく早く決まる人がすごい」って思っていて、自分も早く内定をもらうことを目指して頑張ろうと妄想していたかな。

Y:僕は就職活動を三枚舌で嘘をつくものだと思っていた。僕自身、当たり障りのないことを言っていた。巷でいう就活強者みたいなことに囚われていたのかも。

K:私も就職活動始めた頃は世間の一般的な考えにすごく囚われていた。具体的に妄想を抱くこともなく、現実に追い込まれていた時間がすごく多かったかな。

R:私は5月にA社から内定をいただいて、就職活動を終えたんだ。でも、A社に対する小さな引っ掛かりがどんどん大きくなって。早く決めるより働きたい会社に出会うことが大事だと気づいて、最初の妄想と変わったよ。

K:私も就職活動を始めた頃は妄想や考える余裕もなかったけれど、選考を進んでいくうちに、自分の思い描いたように就職活動していいんだということに気づいてからは、いろんなことを考えるようになった。

Y:すごく共感できる。繕って面接を受けている時期に「自分の人生なのに、繕って入る会社でいいのかな」とふと考えたんだ。その頃にプレコチリコに出会った。面接で「自分の言葉でどうぞ」って言われたとき、スラスラと率直な思いが出てきて。それで、ありのままを出していくべきだったんだと気づいた。

K:うん。私は、働くことと生活することは別にしてはいけないな、人生の中に働くことも生活することもあるようにしたいっていう妄想をしていたよ。

M:3人とも現実で得た気づきによって考えや妄想が広がっていったんだね。

R:今は「内定を取ることだけが全てじゃない」って身に染みているけれど、就職活動中にその感情を抱くことってすごく難しいと思う。でも、それを私たちが伝えていくことで気づきのきっかけになったらいいな。

 

−問いから広がる新しい自分

K:面接の初め「前回から今日まで、何を考えていましたか?」って聞かれるよね。

Y:うん。でも、それを聞かれるから考えておくわけじゃなくて、自然と考えちゃうっていう方が近いかな。そして、考えていたことを素直に話していた。

R:それすごく分かる。他の会社の選考の後は「自分が思ったこと言えた」みたいな感想が出てくるけれど、プレコチリコの選考は深いところまで迫るから、終わった後に「新しい自分を知れた」みたいな感覚になるんだよね。

M:うん。「次はどれを考えたらいいんだろう」という感じになっていた。自分がどこを目指しているのかを考える時間としても、とても充実していたな。

K:面接と面接の間が1ヶ月くらい空くこともあったけれど、その間にサイトの記事や読み物()を読んで「この考え方すごい!」ってなることが多かった。凝り固まった概念が崩されたり、自分の内にあった疑問をガツッと指摘されたり。

Y:あれだけたくさんの記事と読み物があったら読んじゃうよね。でもそれは自分のプレコチリコへの思いが強いからなのかもしれないとも考えたし。

K:私はCEOの内省を印刷して線を引いて読み込んで「やっぱりいいな、この会社」ってどんどん思いも強くなっていったよ。それで、最終面接で話し始めたら、思いが強すぎてちょっと泣いちゃった。会社の人を困らしてしまったな。

R:私は面接で「そういう考え方あるんだ」「参考にする」って言われたことが印象深くて。なんの知識も経験もない学生の言葉を一つの意見として受け取ってくださるってすごく素敵。「ここで働きたいな」とより強く思うきっかけになった。

Y:やっぱり不思議な選考だったな。問いの重要さに気づけたしね。

M:もちろんプレコチリコの選考も就職活動なんだけど、かっこいい大人と対話をする体験を「就職活動」って言えるのはすごく幸せなことだよね。

 

part2につづきます。


 

()『商品はことば』
(ⅱ)CEOの内省』『社員の横顔』「プレコチリコ〜お気に入りに囲まれて〜」

 

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