【採用コラム】ライターの資質 プレコチリコで働く人に必要なこと

【採用コラム】ライターの資質 プレコチリコで働く人に必要なこと

資質ってなんでしょう

「御社で働く上で必要な資質ってなんですか?」
「ライターに向いているのはどんな人ですか?」
新卒の面接をしているとたまにこんなことを聞かれます。よく聞かれるくせに毎回答えに困ってしばらく考え込んでしまう。その時感じていることを言葉にしようと頑張ってはみるのですが、しっくりくる答えはでなくて。本を読むのが好きな人?文章を書くのが好きな人?感性が豊かな人?どれもそうとも言えるし、そうじゃないとも言えるのです。

そもそもその質問の意図としてはその仕事が自分に向いているのか確かめるため、あるいは少しでも内定に近づくよう自分をその枠に合わせるためだと思います。“資質”という言葉は生まれつきの性質、天性のようなものとして使われていますが、その意味で答えるとするならば、人間でさえあれば良いような気もします。

“考える”の先へいけるか

会社について説明する際に「私たちは自分で考えることを大切にしている」とよくお伝えしています。その「考える」という言葉の意味は大抵そのまま受け取られるものよりも深い部分を意味しています。例えば、「相手に何を求められているか考えて動く」というのも、相手に喜んでもらう、期待に応えるために相手の感情、相手がどう思うかを考えることのように思えますが、私たちの捉える「考える」の意味ではその先に自分自身が何を考えているか、までを言っているのです。

相手に喜んでほしいという感情の裏には自分を認めてほしいという見返りを求める気持ち、損得勘定が隠れてはいないか。それは善意を装った承認欲求ではないのか。そう思うのは仕方ないけど、そう思ってしまうのはなぜなのか…。自分以外のことについて考えていても、最終的には自分自身の感情、内面と向き合うことになります。自分のことばかり掘っていくわけではありませんが、常に自身の内面と外の世界、社会をいったりきたりしながら自らを揺さぶり続けているのです。

事業として表現するということ

プレコチリコのものかき部で働くライターたちはそうやって内省を繰り返しながら読み物を紡ぎだしています。ひとりで考え込むだけではなく、メンバー同士で集まって考えることに取り組むこともあります。最近もあるライターのアイデアから、谷川俊太郎の詩集をみんなで読む会を開催してみました。1篇の詩から沸き上がってきた感情、問いを素直に言葉にしていく。答えのないものについてみんなで考える。お互いに深堀っていくことで出てくる言葉、感情は、詩というものを通して浮かび上がる自らの内面そのもの。自分も知らなかった自分に出会えたような気がしてとても良い時間になりました。

私たちは事業として、表現をしていこうとしています。物を売ることにどれだけの意味、価値を重ねることができるか、表現の力を使って、挑戦していこうとしています。わたしたちの作るものがいいな、すてきだなと思って選んでもらえること以上に、自分自身の内面と向き合って出た言葉をつかって表現することに意味があると感じています。お客様との関係をつくる上で必要な正直さや誠実さといわれるものが本当の意味で表現できる、損得勘定ではない感情で事業を動かすことができる。現代社会の中で生き残るための事業と自分自身の生きることがこの仕事によってつながると考えています。

人間らしい仕事をしよう

最初に書いたプレコチリコのライターとして必要な資質は人間であれば良いんじゃないかというのもあながち間違いではないように思えてきました。人間であることはプレコチリコのライターであることの必要条件です。資質云々ではなく、ただ人間らしく生きることができる人であれば楽しめる仕事なのではないかなと思っています。機械や家畜ではない、生身の人間として生きよう、働こうとしている人、無垢でありたいと思っている人、今はそんな人が集まっているように感じます。ただ決して、揺るぎない自分を持っているとか、意志が強いというわけでもなくて、今の時代によって「そう思わされている」自分がいることも認識しながら、素直に迷い、もがき続けています。

わたしたち一人ひとりは宇宙空間にただよう小さな粒のような存在だけど、その内面には自分自身もまだ知らない果てしない世界が広がっていて、それをことばによって表現しようとしています。それを会社の事業として組織としてやるのです。ライター以外の職種も同様です。そう思うとこんなに人間らしい仕事、生き方は他にないように思えて、わくわくしてきます。

この感覚を感じ取り、同じように素直にわくわくできる人に、これから仲間に加わってほしいと思っています。この先どんな人と出会えるか、楽しみにしています。

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