【仕事風景】仕事を楽しむ工夫 WEBメディアをつくるライターの業務内容

ライターの業務内容って?

読み物サイト、いわゆるWEBメディアを運営しているわたしたちプレコチリコ。まだまだスタートしたばかりなので手探り状態が続いています。どうすれば良い記事がつくれるだろうか。1人1人が問いを持って試行錯誤を繰り返している段階です。今回はそんな発展途上のサイトでどんなふうにライターたちが記事をつくっているのか、どんな取り組みをしているか、プレコチリコのリアルな「今の姿」を紹介したいと思います。

クリスマス記事の制作現場に行ってきました!

ライターと聞くと1人で黙々と作業をしているイメージがあるかもしれません。プレコチリコのライターたちも書く仕事をしているときはもちろんそうなりますが、読み物サイトのコンテンツを考えたり実際に記事の内容を試してみたりする際にはライター同士で協力しあうことも多いのです。この日はクリスマス関連の記事をみんなで協力してつくってみようという企画を実行すると聞きつけて私も同行することに。クリスマスを家でどんなふうに楽しむことができるのか、装飾や料理などいくつかのアイデアを持ち寄り、実際にハウススタジオでやってみて複数のコンテンツに分けて記事化するのが今回の狙いです。決まった業務内容がはっきりあるわけではないので「こんなことをやってみたい!」と思い付いたライターが自由に記事内容や掲載したい画像のイメージを考え、他のライターに協力を呼びかけて行っています。

作業中はみんな真剣…と思いきや装飾や料理の可愛さに思わず歓声も。この日はたまたま女性ライターが集まっていたので女子会のような雰囲気でした。そういえば、こんな風にワイワイ集まって作業するのもクリスマスの楽しみのひとつ。誰かに楽しんでもらうための記事を書く上で、自分たち自身が楽しみながら記事を書けているかは大切なことです。つまらないなと思いながら書いた記事を見ても楽しい気分にはなれないはず。私たちの届けたい記事は「楽しみながらつくる」ことがとても大事な気がしてきました。

そのほかにも実際にやってみることで分かることがたくさんあります。
「この作業は子供でも簡単にできるね!」
「こうすれば手を汚さずに食べられるんだ。」
「こんな材料を足してもよさそう!」
などリアルな体験から実感することができます。このポイントはぜひ伝えたい!という体験したライターならではの視点が加わって、記事に「わたしたちらしさ」が生まれるのです。

また、現場で見つかる新たな課題もありました。
例えば写真の撮り方。今回はクリスマスパーティーの雰囲気をそのまま伝えたいと思っていましたが、急ごしらえの部分も多く構図に悩む場面も。
プレコチリコの記事で使う画像は各ライターが撮ったものを使っているのですが、各自の家で撮影することが多いので、広い空間の画像はまだ慣れていないというのもありそうです。

普段は自宅やオフィスの一角など1人こもって作業をすることも多いライターたち。
”いい記事”とは何なのか。それぞれが考えて、たくさんの人が来てくれる、そしてまた来たいと思ってもらえるサイトを完成させるためのピースを集めていく作業を繰り返していますが、こんな風に純粋に自分たちの感じた楽しさや心地よさをそのままの温度感で届けられる記事もつくっていけるといいなと考えています。

良い記事を書くことと自分自身が楽しむこと

わたしたちがWEBメディアで公開している記事は、直接歩いている人を呼び止めて「これ見てください!」と差し出すことはできない。まずはインターネットの世界で見つけてもらわないといけないし、さらに読みたいと思ってもらわなければ「良い記事」という成果にたどり着くことができません。いくら自分たちが良いものができたと思っていても、伝える方法は外のルールに合わせなければいけない。求める成果があるのも自分たちの外の世界。自分たちだけが心地いいと思うものではなく、外にいる人たちが求めているものを提供する。だけど、心地よさを感じる心は大事に持っていなければならない。その難しさを日々感じています。だけど矛盾を感じてしまう状況でも楽しみたい。わからないことが多いからこそ、試してみる、考えてみることを繰り返さなければならない。それを楽しみながらできるようにしたいと思っています。

楽しみ方を考えることは仕事と真正面から向き合うことなのかもしれない

今回のクリスマス企画はみんなで集まって体験してみたことで自然な感情で記事をつくっていくことができたし、何よりライター自身が楽しんで取り組むことができました。ここからさらに良い記事を、もっと楽しみながら作っていけるようになっていきたい。ならないといけないと思います。今回のような実際に体験してみる方法ももっと改善できそうだし、他にも記事のより良い制作方法が見つかるかもしてません。

楽しいと感じるということは、おそらく自分自身の動機と仕事が重なっている状態、気持ちが「乗っている」状態なのだと思います。自分のやりたいこと、楽しいと感じることが仕事と重なっていくようにするには自分自身の内側の感情と、外の世界との矛盾と真正面から向き合って考えていくしかない。自分の好奇心の幅を広げて、周波数を合わせやすい状態にしておくことも大事。今回記事企画の現場に参加してみてそんなことを感じました。

プレコチリコのライターがどんな風に楽しみながら仕事をしているのか。その姿がはっきりと浮かび上がってくるのはまだまだこれからです。今後も進化するプレコチリコの仕事風景を綴っていきたいと思います。