会社と自分のリズムを重ね合わせていく働き方とは

心地いい暮らしを届けるため、日々考え続けているわたしたちプレコチリコ。
心地よさ、暮らしを大切に考える会社で働く人はどんな働き方をしているのか。
プライベートの充実を推奨するような一般的な働き方改革ともちょっと違うし、変わった制度や突飛な取り組みを謳っているわけでもありません。
だけど、ふつうとは違う、わたしたちならではの「リズムをつくる」、「自身と会社を重ね合わせていく」という考え方の特徴があるように思います。

心地よく働くためにリズムをつくる

「今日は1日中カフェにいる日にしよう」そうやって仕事に向かう日があります。
会社の真ん中にあるカフェスペースは、休憩はもちろん仕事をするにも集中できる場所です。自分のやるべきことを考え、深めていくためには必ずしも自席でやる必要はないと考えています。家で作業するのも1つの方法。色んな場所、時間を試しながら少しずつ、自分のリズムやペースを整えていくようなイメージです。
それはランニングでいう、自分のペースを掴むことでとたんに走ることが苦しさから心地よさへと変わっていくような、そんな感覚に近いのかもしれません。仕事も同じようにリズムが整うことで心地よさを感じられる瞬間があるように思います。

会社と自分のリズムを重ね合わせていくこと

リズムというのはただの生活習慣や仕事の時間配分ではなく、心と体、暮らしと仕事のつながりがうまく循環しているような状態を思い浮かべています。それは誰かに決めてもらうものではなく、自分でつくるもの。わたしがそう気づいたのはつい最近のことです。
与えられた仕事を淡々とこなしていくだけではただ「慣れた」というだけ。慣れは必ずしも心地よさにはならないと思います。慣れの場合は変化が起こった時に不快感を抱いてしまうものですが、リズムを作っているときは変化も刺激となっていくし、異なるリズムと向かう方向を合わせていくことにも楽しさを感じます。

「会社に合わせる」というと自分を押し殺して会社の意向に従う、というようなイメージを持ってしまいますが、必ずしもそうではなく、自分のリズムを持ちつつもそれを違和感なく会社に重ね合わせていくことはできるのです。
そう思えるようになってから、仕事との向き合い方も変わったように思います。置いていかれないよう必死になって会社の後ろをついていくのではなく、伴走するように呼吸を合わせながら一緒に自分のリズムも整えていくこと、自分も会社もどちらも見失わないことが、心地よく働くリズムをつくる鍵になる、今はそんな風に考えています。

心地よい働き方を求めていく わたしたちの働き方改革

会社と自分が重なっていくことによって、その先の社会とのつながりも感じられるようになりました。自分1人で走っていても見えなかった景色が見えてくるのです。
まだまだその感覚を味わい始めたばかりですが、「わたし」から「私たち」へ、その範囲がどんどんひろがっていく、見える世界が広がっていくことにわくわくしています。自分のリズムを掴む心地よさに、誰かとともに走る心地よさも加わるとさらに毎日がいきいきと感じられるのです。
時にはリズムがうまく掴めずに苦しくなったり、会社と自分の距離が離れてしまったりすることもあるかもしれません。そうなってしまった時でも、どこで逸れしまったのか、ズレてしまったのかを振り返り、自分の考え方やものの見方を刷新していくことで軌道修正することができれば、また一緒に走り出すことができると思います。

「自分とは合わない」と切り離すのは簡単ですが、会社は切り離せても社会とはつながり続けていかなければならない以上、自分1人だけのペースで走ることはできないのです。
それぞれの心地よい働き方を求めて、1人1人がどう自分のリズムを整え、会社と重ね合わせていくか。それがプレコチリコで大切にされている考え方の1つです。