小さな居場所をつくること、<br>“ことば” とともに。

小さな居場所をつくること、
“ことば” とともに。

この黄色いビニールテープならノートを整理するのにちょうどいいかも
このベッドの上で、10歳の時、あの子が転校してしまって泣いたんだったなぁ
このハサミとノリ、息子が小学4年生の時、夏休みの宿題で一緒に使ったなぁ

何気ない商品も、シーンをイメージし、言葉を重ねていくと、急に身近になり愛着を感じ始めることがあります。商品を、素材や形状というモノとしてだけ捉えるのではなく、私たちの世界をカタチづくる「ことば(意味)の関係性」の中にそっと位置付けてあげると、ひとつの小さな商品が無限の想起を生むことに気が付きます。私たちの中に蓄積された「物語り」のエネルギーによって世界が広がります。商品という現実の「場」に、目で見えるモノ以上の何かが宿ります。そうして、心も暮らしも少しだけ満たされるように感じます・・・。
私たちは、そんな商品の開発を志向する会社です。

precocirico(プレコチリコ)は、そんな、「思い」をかたちにするための、私たちにとっての小さな「居場所」です。社員ひとりひとりの想起を集めて形にした、いわば空想・妄想の館。その空想・妄想を、ビジネスになるように整えなければ。それが私たちの本音のような気がします。給料は必要だし、儲けたくないわけではないけれど、儲けるだけ、はなんか違う。会社として売上は欲しいけど、それはきっと会社の外の、お客様との対話の重なりの厚みの結果・・・
お金が切っても切れないこの時代の中にあって、お金とじょうずに付き合いながら“ことば”(意味)を紡ぎ続けていく。そんな私たちの小さな居場所、それがprecocirico(プレコチリコ)です。